男前ピザ
腕も黒くなって(部分的ではあるが)、
すっかり男前になったオットくんに、
男前ピザを作ってもらった。
イメージとしては、男前豆腐ぐらいの男前さと
汗臭さといさぎよさのあるピザを発注。ピッツァじゃないのね。
「薄力粉しかないけどいい?」
「いや、強力粉じゃないとだめだ。何てったって男だから」
「ドライイーストとかないけどいい?」
「いや、だめだ。男の汗はなかなか乾かないんだから」
「オリーブオイルないけどいい?」
「それはまぁいっか」
というわけで、強力粉とドライイーストとワインを買って、
男前料理開始。
いつぞやの失敗料理のときに着たエプロンを付けて、
男前のくせに、しっかり計量カップで粉を量る。量る。量る。
でもなぜか、ピチャピチャベチャベチャ、不吉な音が響く。
「何か間違ってない? 分量ちゃんと半分にした?」
「いや、間違うはずがない。粉も、塩も、オイルも、あ!水が倍だった!」
で、ここからが本当の男前料理。
粉は目分量で足す。足す。足す。薄力も足す。足す。足す。
イースト菌も足しちまえ。もう発酵し始めろ。エイヤエイヤ。
生地なのか、日焼けで剥けた手の皮なのか、いいや混ぜろ混ぜろ。
全部剥がしながらようやく丸くまとまる。
そしたら、ひたすらこねる。こねる。腰を入れろ。泣き言いうな。
黙ってこねろ。汗は拭くな。流れるままにしとけ。
道具は使うな。頭は振るな。台をミシミシいわせろ。愛情込めろ。
20分間全力でこねたら、あとは寝かす。

倍ぐらいに膨らんだ生地を今度は伸ばす。
トッピングは黙って妻に譲る。
妻自家製の鶏ハムだ。

鶏ハムは簡単で安くて美味くて、脂身も少ないのにやわらかい。ぜひお試しを。
100g29円という激安の鶏ムネ肉一枚に、
砂糖大さじ1をまんべんなくまぶし、
その後、塩大さじ1とコショウを適宜ふって密閉した袋に入れ、
2晩冷蔵庫で寝かします。
3日目に30分塩抜きし、沸騰したお湯(少し塩を入れる)で5分茹で、
火を止めた鍋に蓋をしてそのまま半日置いておきます。で、完成。
(「はなまる」より少々アレンジ)
男前の方は・・・

いつぞやの汚名挽回か、な。
ワインは近頃、南アフリカ産にハマってます。
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