執筆者 まめこ2005年7月26日
詩聖・タゴール
文化・芸術 記事
「もし彼らがお前のよびかけに応じなくても」
R・タゴール作/山室静訳
もし彼らがお前の呼びかけに応じなくても、お前はひとりで歩いて行け
もし彼らが怖がって声なく壁の前に立ちすくむとしても
おお、運のわるい男よ
お前の胸をひらいてひとりで語るがいい
もし彼らが背を向けて、荒野を横ぎる時にお前を見捨てるとも
おお、運のわるい男よ
足の下に茨を踏みつけ、ひとりで血のしたたった道を旅して行け
夜が嵐でどよめいている時
もし彼らが光を高く掲げないとしても
おお、運のわるい男よ
苦悩の雷火でおまえ自身の胸に火を点じて
それをただ一つ燃えさせるがいい。
*** *************** ***
台風に吹きつけられ、豪雨で洗い流されたのか、
まめこのぴゅあーな心がちょっとだけ顔を覗かせ、
久しぶりにタゴール詩集を開きたくなりました。
大詩人ですけど、なんて親しみやすく、率直でやさしい文体なのでしょうね。
気取らず繕わず高ぶらず驕らず、かといって変に遜ることもなく
百年後二百年後の読者に向って、真っ直ぐに発せられる言葉。
これ以上は書きません。
タゴールの詩は各々が各々流に、ただ、読まれるためにあるからです。
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