執筆者 まめこ2005年9月5日
タイトルに惹かれて。
書籍・雑誌 記事
『犬だって散歩する』丸谷才一著。
現代川柳にいはく、退くつの猫に出てゆくとこがあり、と。猫だって散歩する、いはんや犬においてをや・・・
で始まる痛快なエッセイ集。止まらなくなる。
犬、犬、犬・・・と探して読み進めてゐくが、犬はタイトル登場のみ。
要は読書散歩なのだらうね。丸谷さんの最大の娯楽は読書だと公言していらっしゃるし。
「イギリスの料理はまづい、という日本人の偏見は漱石の責任だ」とか
「日本の武士の切腹は、中国式のホラを真に受けての風俗にちがひない」とか
「東京は山岳地帯にできた都市ゆえ、本来ならリュックサックをせおひ、ピッケルを手にして街を歩く方がいい。登山といふスポーツをやつてゐる以上、テニスだのゴルフをする必要はまつたくない」
とか、おっしゃる。たくさんの小説や論文やエッセイや短歌や詩などを
多分に引用しながらも、型にはまらず、突然飛躍する文脈の奔放さ。
しまいには、
洞房ノ両珠合昏ノ花
花気夜ニ透ル碧窗ノ紗
今夕何ノ夕ゾ芳興発シ
蛾眉婉転トシテ嬌態加ハル
蘭燈影暗クシテ巧ミニ人ヲ引ク
端無クモ相擁シテ錦茵ニ委ヌ
・・・・(延々続く)・・・・
ポルノ漢詩なのだっ。
熟読玩味してゐるうちに、ハハァ、とわかって来るのだと言ふ。
読書百遍、意おのづから通ずと言ふでせう、と。
うーん、よし再度挑戦してみませう・・・(いぢでも読んでやらうぞ)。
※注・読みづらくて失敬。途中旧かなづかってみました
アーカイブ
- 2019年12月
- 2015年2月
- 2014年3月
- 2014年2月
- 2013年2月
- 2013年1月
- 2012年12月
- 2012年11月
- 2012年10月
- 2012年9月
- 2012年8月
- 2012年7月
- 2012年6月
- 2012年5月
- 2012年4月
- 2012年3月
- 2012年2月
- 2012年1月
- 2011年12月
- 2011年11月
- 2011年10月
- 2011年8月
- 2011年7月
- 2011年5月
- 2011年4月
- 2011年3月
- 2011年2月
- 2011年1月
- 2010年8月
- 2010年7月
- 2010年6月
- 2010年4月
- 2010年3月
- 2010年2月
- 2010年1月
- 2009年12月
- 2009年11月
- 2009年10月
- 2009年9月
- 2009年8月
- 2009年7月
- 2009年6月
- 2009年5月
- 2009年4月
- 2009年3月
- 2009年2月
- 2009年1月
- 2008年12月
- 2008年11月
- 2008年10月
- 2008年9月
- 2008年8月
- 2008年7月
- 2008年6月
- 2008年5月
- 2008年4月
- 2008年3月
- 2008年2月
- 2008年1月
- 2007年12月
- 2007年11月
- 2007年10月
- 2007年9月
- 2007年8月
- 2007年7月
- 2007年6月
- 2007年5月
- 2007年4月
- 2007年3月
- 2007年2月
- 2007年1月
- 2006年12月
- 2006年11月
- 2006年10月
- 2006年9月
- 2006年8月
- 2006年7月
- 2006年6月
- 2006年5月
- 2006年4月
- 2006年3月
- 2006年2月
- 2006年1月
- 2005年12月
- 2005年11月
- 2005年10月
- 2005年9月
- 2005年8月
- 2005年7月
- 2005年6月
コメントを残す