出産記録Ⅱ

陣痛を耐えるには、とにかく呼吸法しかありません。
吐くことに集中して、陣痛の波を乗り切ります。
フーーーーッ
フーーーーッ
とまめこが息を吐き始めると、やわら助産師さんと
オットくんが腰をさすってくれました。
それでもいよいよ辛くなってくると、
お尻を指でぐっと押してもらうと楽になるんですねぇ。
(テニスボールやゴルフボールで押したりもするらしいのですが、旦那さまが押した方が心理的に和らぐのかも。これから出産を予定されている方はぜひお試しを)
二晩目は結構辛い夜ではあったのですが、
オットくんがそばにいてくれたので(途中から爆睡してたけど)、
お尻も押してくれたので(途中から自分で押したけど)、
なんとか朝を迎えました。
ところが、思ったようにお産が進まず(陣痛微弱ってことでしょうね)、
当初の予定通り、促進剤を使うことになりました。
「まめこさん、体力勝負よ。一口でいいから食べなさい。腰が砕けそうになるぐらい痛いんだからね」
そんなこと笑顔で言わないでよ、先生。
点滴の針が深く差し込まれて、いよいよ始まりました。
波は激しく激しく襲ってきました。
お尻を押しただけでは、もう我慢が出来ないほどの痛み。
それに、超激しい下痢を何日も我慢させられているような、
「いきみたい」感じがやってきました。
「まだいきんじゃだめよ。赤ちゃんが苦しいからね」
「は、はいぃ。でもぉ、ぐぅ、ぐぁまんぐあ、でぎないがもぉ」
「フーーーッフーーーーッですよ、まめこさん」
「あいぃ、ふぅううううぅ、んがぁあ」
「じゃぁ、フーーーーッのあとにウンと言ってみましょう」
「はぁいい、ふぅうううううぅ、うん」
「そうそう、上手」
フーーーウン、これもできなくなると、
「じゃあいきんでみましょう」
「え、ここでいきんでいいんですか?」
「はい♪」
そしてまめこは、椅子にまたがったまま思い切りいきみました。
傍らではオットくんがお昼ご飯のパイナップルを
まめこの口に運んでいます。
パイナップルを食べ、ウィダーインゼリーを飲み、チョコを食べ、
一体何回いきんだことだろう。
このまんま椅子で生まれててもおかしくないぐらいいきんだはずが、
「じゃ、気分でも変えて分娩室へ行きましょうか」
と言われたのは夕方になってからのことでした。
そっかー、気分転換に分娩室もいいかもね!っっって、
そういうもん???
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